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お寺でお花見

こんにちは、はじめましてWebデザイナーの片山と申します。

先週の雨と風で都内の桜のほとんど散ってしまいましたね。
皆様は花見をされたでしょうか?私は会社の花見には出席できなかったのですが、
地元のお寺に桜を見に行って参りました。
お寺というとやはり、『仏像』ですよね!

大学生の時に仏像についての講義を受講する機会がありまして、
そこで教えていただいたことが面白く、仏像について興味を持つきっかけになったので、
少々そのお話をさせていただきたいと思います。
私がそれまでお寺や仏像に抱いていたイメージは【ちょっと怖い】【暗い】【近寄りがたい】
でした。あまり仏像のお顔をじっと見ていては失礼にあたるのでは…、構図的なポーズなのかな…なんて考えていましたが、全く違いました。
・仏様の世界
仏様には大きく分けて四つの役割があります。
【如来】…悟りを開いた仏様
【菩薩】…悟りの世界と私達の人間界を繋ぐ役割を担う仏様
【明王】…恐ろしい表情の仏様。大日如来の化身とされ、悪いものを祓い、導いてくださる
【天】…仏様やその教えを守る役割
それぞれの役割を担った仏様が集まり、仏様の世界が成り立っています。

・仏様の手
手の形にメッセージが込められていることをご存じだったでしょうか?
【施無畏印(せむいいん)】…手を開いて胸のあたりで「はい!」と掲げているようなポーズは、「恐れ」=「畏」をなくすという意味であり、
私たちが抱える不安などを取り除いてくれる「安心しなさい」というポーズなのだそうです。
【与願印(よがんいん)】…手を開いた状態でひざの方に垂らすもしくは乗せており、施無畏印と対となることの多いのポーズです。
願いを与える印であり、「あなたを救います」「あなたの願いを叶えます」という意味を持つポーズだそうです。
他にも衣装や髪形、足、持ち物など様々なものに意味があるそうです。

こちらの本は写真や絵も多く、とても分かりやすくてオススメです!
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『感じる・調べる・もっと近づく 仏像の本』
監修者:西山 厚
著者:仏教ガール(廣瀬 郁美)
発行人:川崎 深雪
発行所:株式会社 山と渓谷社
出版年:2008年10月24日
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皆さんもお寺に訪れた際には、いつもと違う視点で参拝してみてはいかがでしょうか?

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