富士山女子駅伝を観ていたら、仕事をする上での心構えを再認識させられた話
2022/01/07
2022年、あけましておめでとうございます。
新年一発目のブログは、
2020年2月入社、 プログラミンググループの永井峻介が担当させていただきます。本年もよろしくお願いいたします^^
皆様、年末はどのように過ごされましたか??
ワタクシのような駅伝観戦オタクにとって年末年始は1年で最も忙しく充実している期間といっても過言ではありません。 先にお詫びしておきますが、オタクな話題故に本記事は少々長い文章となってしまいました。申し訳ございません。。
さて駅伝というと、箱根駅伝のイメージが強いかと思われます。先日の箱根駅伝では青山学院大学が大会新記録での2年ぶりの優勝でしたね(>ω<)/
他校でも中央大学の吉居選手が1区で区間記録を塗り替える等、最近の若者はすごいなあ...と感じます(;・∀・)
実は年末年始には、私が知る限りで他に2つの駅伝がございます。それが、毎年12/30に行われる富士山女子駅伝と、1/1に行われるニューイヤー駅伝です。
富士山女子駅伝は女子大生の駅伝、ニューイヤー駅伝は男子実業団選手の駅伝になります。
箱根駅伝含め、各駅伝に対して事前情報収集と結果の振り返りと今後の展望を考える必要があるので、年末年始にのんびりしている暇はありません。おまけに12/31にはももクロの年越しイベントもあるので、こちらもチェックしなければなりません!!← そのせいでポケモン全然進まなかった...
そんな私の年末年始事情をご理解いただきましたところで、今回の話題は富士山女子駅伝の中継で発生したトラブルについてです。
事件が起きたのは2区のランナーから3区のランナーへとタスキが渡る第二中継所、その様子をお伝えしましょう。
↑さて、まずは名城大学がトップでタスキを渡します。さすがダントツの優勝候補!下馬評通りの素晴らしいレース展開を魅せてくれています!!
↑続いて2位で日本体育大学がタスキリレー!!先頭を追ってほしいです!!
3位松山大!4位東北福祉大と続いていきました!! 映像では立命館大学が間もなくタスキリレーというところです!
画面右下の「第2中継所 通過順位」の項目を確認すると、
・順位
・1位とのタイム差
・順位変動
が確認できます。東北福祉大学はこの区間で6人抜きだったんですね!!すごい!! 後の区間の選手も頑張ってほしいです!!
さあ後続のランナーもどんどん続きます!
いいぞ!!いいぞ!!(`・ω・´)
負けるな!!負けるな!! (`・ω・´)
がんばれっ!!がんばれっ!! (`・ω・´)
.......................... (`・ω・´)
5位以降の通過順位が表示されてないやんけ!!
いやいやいやいやちょっとちょっとちょっとちょっと!!
データ取れてるの?!!
選手はこの試合のために今日まで必死に練習してきてるんですよ?!!
4年生は今日が引退レースの選手もいるんですよ?!!
そうでなくとも選手の親御さんや友人がどれだけ楽しみにしてたと思ってるの?!!
そういう人たちにとってこの駅伝がどれだけ大事なものか分かっているのですか?!!
そしてこの駅伝の開催にあたって一体どれだけの人が尽力してきたと思ってるんですか?!!
データ取れてないなんてことになったら失態なんてことでは済まないですよ?!!
...一旦落ち着きまして←
何らかのトラブルが発生して正しい情報が表示されなくなっちゃったようですね。。
しばらくすると、、
表示そのものが消えてしまいました。。いや、消したのでしょう。。データ、取れているのでしょうか。リモコンのdボタンでデータを確認しても2区4位以降のデータはなかなか更新されませんでした。(キャプチャ取ってませんでした...)
次の3区は3.3kmという最短区間なので、あっという間(10分強くらい)に選手が到着します。それまでに復旧しなければなりません。こういうトラブルって「よりによってこのタイミングで?!」って時に発生しますよね。さらにトラブルが発生したのは第二中継所。その前の第一中継所は問題なく処理できていたので、関係者は胸を撫でおろしていたかもしれません。
現に私も去年の忘年会でクイズのアレを作成させていただいたのですが、1問目が無事に処理できたのを確認できた時はホッとしたものです←
…なんて考えてたら選手が第三中継所へ続々と駆け込んできちゃいましたよ!!dボタンで確認できるデータは未だ更新されていない状況ですが大丈夫でしょうか、、、
あぁぁ、、表示がおかしいですね。。前の区間で1~4位だった名城、日本体育、松山、東北福祉までは正常ですが、それ以外の大学は2区終了時で0位だった扱いになってます。。これは表示の問題ではなくデータそのものに問題ありと考えるのが自然ですね。。
何が起きたのでしょうか、、5位で走ってきた選手のデータ入力処理の際に何かしらの処理でコケてずっとトランザクション掴んじゃって、以降の選手のデータ入れられなくてタイムアウトとかかな…
実際、4位までは正常に処理できているわけですし。。。
なんて考えてしまうところに職業病を感じました(苦笑)
そして、このようにトラブルが発生している状況を目の当たりにして、私がEBA社員として働いていく上で、これは重要な認識かもしれぬと感じたものが3つありました。あくまで私がそう思ったというだけなので正しいのかどうかわかりませんが、このタイミングでブログ当番が回ってきたのも何かの縁でしょうし、せっかくなので紹介します。
1つ目ですが、リリースされたシステムは、
正常に機能して当たり前
だと思われていることです。
正常に機能していれば何も言われず、異常が発生すればクレームが飛んでくるそういう世界です。私たちもシステム開発に関わっているのであれば、このような残酷な世界を生き抜いていかなければいけないんですね。。
2つ目は、
エラー1つで取り返しのつかない大問題に発展しかねない
です。これは認識がなかったわけではないのですが、改めてその恐ろしさを感じました。
今回の中継では2区の区間賞選手のインタビューがありませんでした。このトラブルが理由だったのであれば、損害賠償を求められるとまではいきませんが取り返しがつかないことをしたといっても過言ではないと思います。。
最後の3つ目は、
技術力だけでは仕事はできぬ
です。
実際に今回のトラブルの場合は、
前述の「いやいやいやいやちょっとちょっとちょっと...(中略)...済まないですよ?!!」と「しかも次の3区は3.3km...(中略)...なりません」というところで、
発生したトラブルが「早急に対応しなければならない大問題」であることを力説しました。
よく考えると、これが「早急に対応しなければならない大問題」だと判断したのは、富士山女子駅伝を知っているからです!技術を知っているからではありません!
仕事するのに技術が必要なのは当然ですが、いくら技術力が高くても、「富士山女子駅伝を成功させよう!!」という気持ちが無ければ、取り扱うシステムの用途や役割がわからず仕事にならないでしょうし、もし私がマネジメントする立場だったらそういう気持ちの無い輩は関わらないでいただきたいとさえ思います。開催のために尽力してきた方々への思いやりが何より重要だと思います。
おっと、そんなことを考えてたら欠けていたデータが復旧されていました!!
復旧にかかった時間は20分程度だったでしょうか。どのようなリカバリを行ったのかは不明ですが、トラブル発生後はきっと誠意を持って全力で対応して下さったのだと思います! 「当たり前」といえばそうなのかもしれませんが、これがプロというものなのかもしれません。私ももっと立派な社会人にならなくてはと思いました。。
毎年の年末の生中継は本当にありがたい限りです^^
ランナーさんはもちろんですが、それ以外にも本当に沢山の方の力添えがあって、私達オタクが駅伝観戦を楽しめていることを忘れてはいけないですね。
さてレースは5区エース区間(10.5km)を走り終えた選手が中継所に次々と飛び込んでくるところです。
.......................... (`・ω・´)
まだ表示おかしくね?!!
2位と3位の↑10って何?!!
2人が10人抜き達成ってことになりますよ?!!各大学のエースが集う区間でそんなことありえます?!!! 前半区間でもないのに…
...いや、、恐ろしい話ですがこれは合ってます。。拓殖大学の不破聖衣来(フワ セイラ)選手と大東文化大学の鈴木優花(スズキ ユウカ)選手がそれぞれ10人抜きの圧巻の走りでした!!
日本陸上界の未来は明るい!!今後が楽しみですね!!!
以上、駅伝オタクの年末年始のお話でした!
ここまで記事に目を通して頂いた皆様、ありがとうございました。長文になってしまい申し訳ないです...
追伸
弊社営業担当の皆様へ
ワタクシ永井は、、密かにではございますが、、
日本陸上界(主に中長距離)の発展に貢献できる仕事
をしたいと思っています!!もし、、もしそれっぽい案件があれば、、ぜひ、、御一報いただければと思います!!よろしくお願いいたします。