ホッキョクグマのススメ
2023/03/11
お疲れ様です!
2021年10月入社、WEBデザイン・フロントエンドエンジニアグループの増岡菜津美です。
私は、これを読んだら好きになる
ホッキョクグマの魅力を語りたいと思います!!
ホッキョクグマとは
北極圏を中心に、生息する控えめに言って可愛いクマ。
体毛は白く見えますが実際は透明で、地肌は黒。
太陽の光を集めやすく、また透明の体毛はストローのように空洞になっていて、毛の中に入った空気もあたためられて保温効果に優れています。
男子は300〜600キロ、女子は200キロ前後。
生まれたては親の鼻先くらいの大きさで体重は500~600g程度で、通常2頭出産します。
寿命は30年前後。天敵は人間とシャチ。
私的に可愛いと思っているホッキョクグマのポイントを5つ、お伝えれできればと思っています。
1.おしりが大きくて可愛い。
ホッキョクグマは海洋性のクマで、海での抵抗を少なくするために、頭が小さく首が長く、お尻に向かって大きい流線型の形をしています。
そのため、まるで人が入っているかと錯覚するような体型をしています。
人間のように二足で立ち上がった時の可愛さは悶絶級!!人が入っているみたいなクマ、として有名なミルク(釧路市動物園)は二足歩行をするのが好きなホッキョクグマです。
好物はトマト。ユニークなクマとして愛されています。
2.耳が小さく外側についていて可愛い。
一般的なクマは耳が非常に大きいです。
ツキノワグマやパンダの耳を見てみてください。
まるでクッキーがついているかのように大きいです。
それと比べてホッキョクグマは、泳ぎの抵抗を少なくするために耳が非常に小さく、外側についています。
誰が見ても愛おしい形です。
3.大きな足と足毛が愛おしい。
ホッキョクグマは氷の上を歩き回るため、足が大きく、とっても可愛い足毛も生えていています。
足毛は、冷たい地面から足を守り、踏ん張りも効く滑り止めの役割を果たしています。
こんなにも大きい足をしているのに、器用におもちゃを持ち遊ぶ姿には愛おしさしか感じません。
また前脚には小さく水掻きがついています。
4.赤ちゃんのかわいさは天使レベル。
ぬいぐるみの再現度が一番高い動物はホッキョクグマだと思います。
これはもう言わんでも分かる。誰が見ても可愛い。
5.赤ちゃんの成長を応援したくなる!
ホッキョクグマの赤ちゃんの死亡率は非常に高く、2年以内の生存率は20%以下と言われています。
もっと細かく分けていくと、生まれて24時間以内に死亡するリスクが一番高く、生後1週間以内に亡くなってしまうケースがほとんどです。
ホッキョクグマは非常に繊細な動物で、繁殖の成功率が低いのです。
絶滅危惧種「ホッキョクグマ」に光を!
温暖化や環境悪化によって個体数が減少し、2100年までに絶滅すると言われています。 動物園や水族館では、ただ動物を展示するだけではなく、種を保存する役割もあります。
日本の動物園や水族館にいるホッキョクグマの高齢化や、繁殖に適した環境にお金をかけて整えている施設は少ないです。
そこで2011年から「ホッキョクグマ繁殖プロジェクト」がスタートし、飼育施設間を移動し、繁殖を目指す取り組みが行われています。
ホッキョクグマ繁殖プロジェクトによって生まれた赤ちゃんたち
日本では現在、2年連続でホッキョクグマの赤ちゃんが誕生しています!!
2020年はなんと2頭の赤ちゃんが誕生していて、
このうちの1頭が私がホッキョクグマにハマるキッカケになったフブキ(2020.12.26生/♂/男鹿水族館)で、タレ目でドジっ子なところが可愛くて仕方がないホッキョクグマです。
二足歩行をしてしまうミルクは姉にあたります。父親が豪太、母は(故)クルミです。
ボールを追いかけて逆にボールに追い込まれてプールに落ちてしまうようなドジっ子具合にキュンキュンしてしまうでしょう。
フブキもかなり面白いホッキョクグマで、姉のミルクに負けていません。
フブキは出産と同時に公式YouTubeで誕生が報告され、成長過程をSNSを通じて柿添キーパーが解説付きで報告されていました。
そのため、思い入れを強く持つ人が多く、フブキのことを”息子”、”甥っ子”、”孫”などという人がいます。かくいう私も「甥っ子」と呼んでいます。
ちびでピーピー泣いていたあのフブキが、今はものすごく太っていてファンの間では愛をこめて「デブキ」、「ぽっちゃり王子」などと呼ばれています。
柿添キーパー(男鹿水族館)の話では、「今は大きく育ってほしい時期で、健康被害があるわけではない」そうですが、そのたぷたぷ具合が愛おしいです。
もう1頭は、ホウちゃん(2020.11.25生/♀/天王寺動物園)で、正直お顔的には可愛い…とは言えないかもしれませんが、愛嬌があるポーズとド派手な飛び込みパフォーマンスで人気のあるホッキョクグマです。
おそらくホッキョクグマの中で一番有名なのはこの子かもしれません。
顔の特徴は、父ゴーゴにそっくりで鼻が短く根元が太く、目が小さめです。
父のゴーゴは非常に知能が高く、人気の高いホッキョクグマです。
ホウちゃんは元々双子として産まれましたが、もう1頭は残念ながら生後まもなく死亡してしまいました。
某肉まんの会社を思い出す名前……
父:ゴーゴ、母:イッちゃん、娘:ホウちゃん、
育たなかったこぐまはライちゃんか、ライくんだったのか。涙なしには語れません。
そして2021年の今年は、ゆめ(2021.12.10/♀/旭山動物園)が誕生!
ゆめは元々3つ子でしたが、他2頭は残念ながら育ちませんでした。
ゆめは日本で生まれたホッキョクグマ2世で、
デナリとララというたくさんの子どもを産み育てたカップル(現在はまったりとすごしています)から生まれた娘のピリカが出産した女の子です。
デナリ♡ララご夫婦の子どもたちは、みな美しい顔立ちをしていると言われる傾向が高いです。
ゆめも瞳が大きく中央によっていて、角度によっては鼻の形がハート型に見えます。旭山動物園で40年ぶりに誕生したホッキョクグマで、私たちホッキョクグマ好きが涙を流して誕生を喜びました。
ちなみに、ホクトはユキの元カップリング相手(ともに所有は姫路市立動物園)で2頭の間でも出産が2回ありましたが、生後間もなく死亡しました。ユキの元彼、ホクトもパパになったことが感慨深いです。
今年のホッキョクグマはどうなるでしょうか?
ペアリング中のホッキョクグマは、今現在いますので11月以降はぜひホッキョクグマのニュースにも興味を持っていただけると嬉しいです。
ホッキョクグマに目覚めてくれる方がいることを願っています。長文ですみませんでした。