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ゲーム 趣味

追いかけるのが好きな人、追いかけられるのが好きな人

2022/09/09

お疲れ様です。2021年3月入社、プログラミンググループの中澤 亜紀です。

今回は私が最近、熱を上げているゲーム、"Dead by Daylight"についてのご紹介、…あわよくば魅力をお伝えしてユーザーを広げる布教活動の為にこの場をお借りできればと思います。

ゲームに明るい方にとっては今更感がありますが、まずはご存知ない方の為に簡単にご説明いたします。

Dead by Daylight(通称DbD)は、6年前にカナダのインディーズゲームメーカーがPC用に開発したオンライン対人ゲームで、PlayStationやSwitch、最近ではモバイル端末用にも移植されて、2022年現在もアップデートが続いている人気タイトルです。

基本的には全てオンライン上でネットを通してユーザー同士で試合を行う対人ゲームなのですが、特筆すべきはその独特なゲームシステムにあります。恐らく、普段ゲームをプレイしない方にとって、オンラインゲームというと「みんなで協力して冒険!」や「銃を撃ち合って生き残る!」といったものが思い浮かぶかと思いますが、DbDは少し違います。

皆さんも子供の頃に一度は経験したことがあるであろう、あの遊び

"鬼ごっこ"

です。

基本ルールは、プレイヤーが逃げる側(サバイバー)の4人と追いかける側(キラー)の1人に分かれ、用意された様々なエリアで隠れたり追いかけっこをしながら、捕まったり救助されたりもしつつ、ランダムに設置された発電機を5台修理して脱出ゲートを開けて何人逃げ切れるか、又は何人捕まえられるかを競うというシンプルなものです。

ただ、現実世界とちょっと違うのは、100種以上の能力の中から4つをセットして戦略を考えるところにあります。

以下に分かりやすいものを挙げてみます。

サバイバー
・一定時間だけ足が速くなる。
・捕まっても一回逃げられる。
・鬼が近寄ってきているのが探知できる。

キラー
・一定時間隠れている場所が見える。
・透明になってこっそり近寄れる。
・特定の場所に瞬間移動できる。

…どうでしょうか?子供の頃の鬼ごっこに、こんなスーパーパワーがあったとしたらズルくて最高で夢のようではないでしょうか。

そして、これらが加わる事で単純な鬼ごっこが、途端にお互いの動きの読み合いや複雑な心理戦へと変貌するのです。

試合開始時には誰がどんな能力をつけてきているかは見えない為、答え合わせは試合終了後にのみ。
そこで仲間や相手の思いもよらぬ構成になるほどと感心されられることも度々ありますし、時には自分の用意した能力が最後まで活かせずに試合が終わることもありますが、その分、上手くいった時の達成感は癖になり、やり甲斐を与えてくれます。

逆に現実世界には無い制限もあります。なんと、仲間とのコミュニケーションは指差しと手招きとしゃがむ動作のみという原始的なボディーランゲージのみ。(モバイル版は定型分チャット有り)しかし、この限られた動きだからこそ、どこの誰かも知らない方との一期一会の出会いで、考えが通じ合った時の喜びはひとしおです。

どんなに追いかけっこが上手い人でも一人では絶対に脱出ができず、基本的には協力が不可欠なこのゲームは、自らの危険を顧みずに囮になったり、利他的に行動するかどうかの選択を頻繁に迫られます。それにより自ずと助け合いの精神が生まれ、わずか十数分程の試合で言い知れぬ一体感が生まれます。

もちろん、逆もまた然り。時に人の優しさを、時に人の残酷さも知ることができるのです…。

頭の中の天使と悪魔のイラスト(男性)

さて、ここまで読んで頂き、後出しのようで申し訳ありませんが、重要な事を書いておりませんでした。実はこのゲームにはもう一つの側面があります。

キラーは逃げるサバイバーを容赦なく切りつけ、点在するフックに吊るし、その血を儀式に捧げる事が目的です。

…急に不穏な空気になってきました。

そうなんです、キラーという呼び方で感づいていた方もいるかと思いますが、DbDは鬼ごっこmeetsホラー。相手はチェーンソーやナイフを片手に追いかけてくる、世にも恐ろしい殺人鬼、文字通りの"鬼ごっこ"なわけです。

この設定が、試合をよりシリアスに、より緊張感を高める役割を担っておりまして、暗がりで隠れて油断しているところに、思いもよらぬところから突然現れて襲いかかられると思わず声を上げてしまうこともあります。

ホラーが苦手な方は敬遠してしまうかもしれませんが、バイオハザードが怖くて挫折した私でも大丈夫でしたのでご安心下さい。相手も実在する人間がどこかで操作しているので、意外と人間臭い動きをしたりするものです。

また、キラー側には往年のホラー映画やゲームでお馴染みのキャラクターとのコラボもあり、日本からはリングの貞子がテレビからテレビへとワープして襲ってくるといったファンには嬉しい能力も用意されているので、好きな方はより一層楽しめるかと思います。

その他にも、ここでは書ききれない奥深さがあり、公式の大会なども開かれて、動画配信等も盛り上がっています。
動画を見れば雰囲気は分かると思いますが、見るとやるとでは大違い。
興味を持った方はモバイル版ですぐに始められるので、是非一度プレイしてみて下さい。

私はまだまだ初心者なので、主にソロで逃げる側ばかりですが、もちろん知り合いとの協力して遊ぶのも醍醐味の一つです。

追いかけるのが好きな方も、追われるのが好きな方も、秋の夜長に鬼ごっこゲームでハラハラドキドキ。

おすすめです。

Dead by Daylight公式サイトリンク

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