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おすすめレトロゲー紹介

2022/02/18

皆様、はじめまして。2022年1月にプログラミンググループに入社したばかりの本間と申します。

まさか入社して1か月ちょっとでブログを執筆することになるとは思いませんでしたが、これも縁として…今回は、自分の趣味であるゲームをひとつ紹介させて頂きます。

昨今、日本で「ゲーム」といえばソシャゲを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。自分も勿論ソシャゲはやります(つい先日ウマ娘でアドマイヤベガが実装されて育成ストーリーでボロ泣きしたばかりです)。しかしながら、昔からのゲーム小僧である自分にとって、ゲームとは本来腰を据えて大きな画面で遊ぶものなのです。コンシューマー然りPC然り。
自分が幼い頃のゲームには、インターネットがさして普及してない頃だったので当然オンラインプレイなどという概念はなく、ソロプレイするかリアルで集まるのが当たり前でした。オンラインが当たり前の現代において、それじゃ面白くないと思う方もいるのかもしれませんが、良くも悪くもパーソナルスペースの消えつつある環境に少し疲弊するような人間もいるわけなのです…。

無駄話はこの程度にして今回紹介するのは、1999年にNAMCOより発売された、PlayStation向けゲームソフト【Ace Combat 3 エレクトロスフィア】です。

同ゲームシリーズは大変な人気作なので、ご存知の方も多いことかと思います。
最近では、東京オリンピックの入場曲に同シリーズ「5」のBGMが起用された事でも話題となりました。すごいことですね。

「エースコンバット」シリーズについて知らない方のために簡単に説明しますと、基本コンセプトは「本格的ヒコーキごっこ」。現実で各国空軍が使用しているような、いわゆる戦闘機を駆り、敵を打ち倒してエースとなっていく、主人公無双系シューティングゲームです。
しかしながら今作紹介します「3」は、シリーズの中でもかなり異端な作品となっています。同シリーズは基本的にストレンジリアルと呼ばれる、我々の住む地球と同じ環境の架空の世界をテーマに、実在する戦闘機が登場するのですが…
3の舞台は2040年。巨大化した多国籍企業により、国家という枠組みが意味を成さなくなった、人々が専用OSで完全リモートのもと生活できてしまうようなバリバリのSF世界です。もちろん登場する機体もすべて架空機。

アニメ・ゲーム好きの方ならこう思ったかもしれません。
「攻殻機動隊」みたいじゃない?と。まさしくそんな世界観です。なんと作中アニメーションを制作しているのも同じスタジオだったりします。

同シリーズ内でも異端児として扱われることが多く、賛否両論の今作をなぜ自分が紹介するかと言いますと、1999年当時から見た「未来」の面白さにあります。
はい、ゲーム部分ではありません。いや、ゲーム部分も勿論面白いのですが、3に関しては特別ストーリーが面白いのです。

あらすじ

主人公は最初、UPEOと呼ばれる、多国籍企業同士が衝突して世界大戦に陥るのを未然に防ぐ、治安維持機構の特別航空部隊として身を置いています。
同世界では「ゼネラルリソース」と呼ばれる古くからのやり方を好む企業と、「ニューコム」と呼ばれる新世代技術を積極的に推し進める企業が睨み合っています。考え方もやり方も正反対の2企業は、やがてUPEOを巻き込んで静かに、そして確かに相手を潰すための戦争を始めていくこととなります。
ここで、主人公は選択を迫られます。ひとつはUPEOとして、この戦争を防ぐこと。ひとつは、ゼネラルリソースに移籍してニューコムと敵対すること。ひとつは、ニューコムに移籍してゼネラルリソースと敵対すること。

簡単に説明するとこんな流れなのですが、実際はもう少し複雑です。
といっても、ここでそれを説明するととんでもない文章量になるので、興味がわいたら是非自分で動画でも見てみてください。
ここまでならよくある戦争映画みたいなストーリーなんですが、面白い所以はその世界観にあります。

世界観

先ほども少し触れたように、作中世界では近未来技術により人類の生活は私達より遥かに進歩しています。
実際に通勤・通学せずとも完全リモートですべての仕事が、それどころか買い物や娯楽すべてが出来てしまうOSの普及(これ既に現実化してきてますね)と、それによる個々人同士のつながりの薄まり、ナノマシンによる大気汚染問題の解決、ネットワークとAIの進化による完全自動化されていく様々なシステム、人間の神経と機械を直接繋げて操作する技術…プログラムに関わる者として、他人事じゃない気がしますね。
更に、企業の裏では最先端技術として、極秘に人間の脳を電子化する技術が研究されています。これが成功すれば、人格がデータとしてサーバ上にバックアップされ、事実上「死ななくなる」わけです。

さて、ここまで発達した科学技術の世界において、それでもなお争いをやめない人類と、ヒトが生きていくうえで欠かせない、データ化できない「感情」のすれ違い、画面の向こうの人間が機械なのか生命なのか…そしてデータ化された人間は生命なのか?様々な思考と闇の渦巻く未来へ、どうでしょう?

あなたも少し、触れてみませんか?

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