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日常 趣味

摩訶不思議なコーデックス

2022/02/25

お疲れ様です。
2021年1月入社、プログラミンググループの
新井 優太です。

今回は、私が趣味で育てている『コーデックス(塊根植物)』と呼ばれるとても珍奇な姿をした植物について紹介していきます。

そもそも『コーデックス』とは何ぞや?と思われる方が多いと思いますが、「株全体に対して根や茎が不釣り合いなほど肥大している多肉植物を総称してコーデックスと呼びます。」(引用:長田 2019, p.5)
多くの種類が乾燥した地域(南アフリカやマダガスカルなど)に生育しているため、水分や養分を保つことができる形状に進化しています。
アフリカの有名な『バオバブの木』もコーデックスの一種で、樽のような太い幹の中にたくさんの水分を蓄えています。

【パキポディウム・恵比寿大黒】
丈夫で初心者にも育てやすい人気種。購入から約2年でビー玉サイズからテニスボールくらいの大きさになりました。餅のような白肌でずんぐりしていて、とてもかわいらしいです

コーデックスは存在感のある大きな塊根だけでなく、木肌や葉など全体的な容姿もユニークで魅力があります。人気の『パキポディウム』や『アデニウム』など、普段の姿からは想像もできないような美しい花を咲かせるところも面白いポイントです。

私自身も右記の『ディオスコレア・エレファンティペス(和名:亀甲竜)』を見たときに衝撃を受け、コーデックス収集を始めました。
日本に自生する植物とはかけ離れた姿をしているので、眺めているだけでイマジネーションが刺激される感じがします。

成長が遅く小さな株は場所を取らないので、陶芸家とコラボしたお洒落な鉢に植えたり盆栽のように仕立てるのも楽しいかもしれません。

【ディオスコレア・エレファンティペス】
ひび割れた塊根と長く伸びたツルから生えるハート型の葉が特徴の人気種。大きく育つと塊根のひび割れが深くなり、亀の甲羅のような摩訶不思議な姿となります。 [参考画像]
【ドルステニア・フォエチダ】
こちらも丈夫で初心者に育てやすい人気種。
ヒトデ型の奇妙な花が自家受粉してあちこちに種を飛ばすので、勝手に増えます。
【ユーフォルビア・ガムケンシス】
タコの足のような葉を伸ばすことから「タコもの」と呼ばれています。塊根がまん丸に育つので人気があります。
【ユーフォルビア・フィッシュスケール】
所々がボコボコと膨らんでいて、不思議な塊根を形成しています。 頭頂部から可愛らしい小さな白花を複数咲かせます。
【プセウドリトス・ミギウルティヌス】
ゴツゴツした肌が特徴的で恐竜の卵を思わせるような姿をしています。イソギンチャクのような奇妙な花も独特です。

ということで、コーデックスについて簡単に紹介させていただきました。初めて存在を知ったとき不思議な姿にとても驚いたのですが、皆さんはいかがでしたでしょうか?
もし興味が出た場合には、いくつかのポイントを押さえていれば問題なく育てることが可能かと思います。(※気難しい種類もいるので注意です。)
コーデックス以外にも『ビザールプランツ』と呼ばれる括りで珍奇な植物が世界にたくさん存在しています。
是非自分好みの植物を探してみてはいかがでしょうか!



※紹介できなかったコーデックスや専門店のリンクを貼っておきます。
<人気のコーデックス>
パキポディウム・グラキリス(象牙宮)
パキポディウム・プレビカウレ(恵比寿笑い)
オペルクリカリア・パプキス
アデニウム・ソコトラナム
アデニア・グロボーサ
アボニア・クイナリア
ケラリア・ピグマエア
チレコドン・ペアルソニー(白象)
ペラゴニウム・トリステ
フォッケア・エデュリス(火星人)
ドルステニア・ギガス
ユーフォルビア・オベサ
ユーフォルビア・ギラウミニアナ など

<専門店>
鶴仙園・西武池袋店
mana's farm・所沢
グランカクタス・千葉 など

<引用文献>
・長田 研(2019)『NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ 多肉植物 コーデックス』、NHK出版


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