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趣味

○○の秋

こんにちは!

プログラミングチームの甲原純です。

暑さも和らぎ、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。

さて、ブログタイトルの〇〇の秋。皆さんは何をイメージしますか?

食欲の秋?
スポーツの秋?
芸術の秋?
色々ありますね〜

 

今回は「芸術の秋」にスポットを当てて、日本画についてお話させて頂ければと思います。

まず「日本画って何ぞや?」

一言で言うと「日本画材かどうか」です。

大半の方が浮世絵とか墨で描いた絵を想像されると思います。
浮世絵も日本画のジャンルの1つです。

油絵と比較するとイメージしやすいと思います。
油絵は顔料を油で溶いていますが、一方日本画は顔料を’膠’と呼ばれる動物の骨や皮から抽出したゼラチンのようなもので溶きます。
棒状になって販売されているもの(粒状のものや液体のものもあるみたいです)を水でふやかして、雪平鍋で水と膠を焦げないようにコトコト煮ます。
この際、動物性なのでとても臭いです^ ^

大きく違うのはこれ位です。

以下、日本画制作で使用する主な画材です

 

岩絵具:その名の通り、岩を砕いて粉末にしたもの。1両(15g)の単位から販売されていますが、数百円から天然のものだと数千円するものもあります。定着させるのに膠を使用します。砂のようにサラサラのものから質感たっぷりの荒いものがあり用途に合わせて使用します。

 

胡粉:白い色を塗ったり、盛上げに使用します。販売されている状態だと粗いので、乳鉢ですりすりして膠を少しずつ足して一まとまりの塊になったら捏ねて叩いてを繰り返します。通称100叩き。

 

水干:土を精製して彩色したもの。安価に購入でき、色幅も広いので下地に使用したりしてます。胡粉同様、乳鉢ですりすりしてから水と膠で溶いて使用します。

 

顔彩:水彩絵の具と同じような感じで水に溶かして使えます。お手軽に使用できるのでおすすめです。

 

画材屋さんに行って色々眺めてみるだけでもかなりワクワクします。

皿があったり、鍋があったりなんだか料理してるみたいですね笑

 

日本画って膠を準備したり、胡粉を練ったりと正直、準備は非常に大変です。

ですが、めんどくさい事も楽しめる人にはとても向いていると思います。

今年の秋はスポーツも美味しいもの食べるのもいいですが、美術館に行ったり、制作をしてみたりして過ごしてみてはいかがでしょうか。

ありがとうございました。

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