アニメの音楽
2019/09/11
こんにちは。今回執筆を担当します、プログラムチームの十川です。「そがわ」と読みます。
今回はアニメの音楽、中でも面白いとか頭のおかしい(褒め言葉)分類のものに絞っていくつか紹介するような記事にしようかと思います。とは言え、語れるほどの音楽知識は私にはないのでにわか知識での説明となること、ご容赦ください。
一曲だけでも手に取って頂ければ良いかなと思っております。
おすすめは1曲目「プラチナ」と5曲目の「灼熱スイッチ」です。
さてでは1曲目、まずは有名どころをということで
プラチナ(カードキャプターさくら OP) 唄:坂本真綾 作・編曲:菅野よう子 作詞:岩里祐穂
最近またアニメ化されたカードキャプターさくらですが、こちらは20年程前に放映されたアニメ第3期のopです。Bメロの転調なんかは素人目にも分かりますが、楽曲全体に部分転調がふんだんに盛り込まれている一曲となっています。
とても不思議な世界観の曲で、今聞いても20年前の楽曲とは思えないようなとても素晴らしい楽曲だと思います。こちらは転調を多く使用されている曲として取り上げられることの多い曲なので、気になる方は調べた方が詳しく分かると思います。丸投げです。
続いて2曲目
あ・え・い・う・え・お・あお!!(ひなこのーと OP) 唄:劇団ひととせ 作曲:松浦勇気 編曲:睦月周平 作詞:松浦勇気
https://www.youtube.com/watch?v=y1HqM6sTjLg
演劇コメディ作品ということで、詞もそれに合わせて作られているようです。
こちらは変拍子が特徴の楽曲です。変拍子というのは簡単にいうと拍子のカウントを取って1,2,3,4|1,2,3|1,2,3,4|のように、途中で拍子を変える手法のことですね。
この変拍子によってトリッキーでインパクトが強く、とても楽しげな楽曲となっています。拍子の耳コピなんかをしながら聴いてみるのも一興かと思います。
そして「ひなこのーと」は、なんとedも変拍子が使われているという攻めっぷり
かーてんこーる!!!!!(ひなこのーと ED) 唄:劇団ひととせ 作曲:宮原康平 編曲:久下真音 作詞:宮原康平https://www.youtube.com/watch?v=eFGqCO1tnRM
変拍子もさることながらテンポの変化もついていて、中々に目まぐるしい楽曲です。
こちらではメトリック・モジュレーションという手法により変拍子が行われているようです。(4/4拍子→3/4拍子へ変拍子を行うと4分音符1個分減るので1小節の時間がその分短くなりますが、同時にテンポを遅くすることで1小節の長さを揃える手法だとか)
ドラムが格好いい。
続いて4曲目、どぎつい変拍子
キルミーのベイベー(キルミーベイベー OP) 唄:やすなとソーニャ 作・編曲:EXPO 作詞:藤本功一
聴いて頂ければ分かるかと思いますが、何のこっちゃ訳が分かりません。
Bメロでの単語の区切りで拍子を変えてくる辺り中々常軌を逸した楽曲です。そして歌詞もよく分からない、なのに何だか癖になるような電波ソングとなっています。
続いて5曲目、変拍子を抜けて
灼熱スイッチ(灼熱の卓球娘 OP) 唄:雀が原中学卓球部 作・編曲:田中秀和 作詞:只野菜摘
https://www.youtube.com/watch?v=oMxDsPsrv-c
サビの頭が特徴的。裏コード、Blackadder Chordというような呼び方があるようですが、普通は潤滑油的に使用されるようなコードをサビの頭に持って来ています。
扱いが難しく、ともすれば単なる不協和音ですが、しっかり曲として成立させていて編曲者の手腕が光る楽曲です。
それを差し引いてもとても素晴らしい楽曲で、とても好きです。カラオケだと音が取れなくて、しにます。
最後
PUNCH☆MIND☆HAPPINESS(あんハピ OP) 唄:Happy Clover 作・編曲:田中秀和 作詞:畑亜貴
上で紹介したBlackadder Chordを曲の頭にぶち込んでくる暴挙。同じ方が作編曲しています。
田中秀和氏はこういうコードをよく使用しており、1曲目に紹介した「プラチナ」から影響を受けた「Be mine」という曲に更に影響を受けたのが田中氏、みたいな構図のようです。
「あれ、1本満足バーのCMかな?」と思う余裕を与えぬままに、田中ワールドに支配されてしまいます。
長くなりましたが、この辺りで終わりにしておきます。
入社時の自己紹介で洋楽とかを挙げている方が多かったので、こういったアニメの曲なんかに少しでも触れて、あわよくば沼にハマって頂ければと思い今回執筆した次第であります。
雑文でのお目汚し失礼しました。