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古き良きカメラ

お疲れ様です。

2021年7月入社、プログラミンググループの加藤樹(かとういつき)と申します。

入社してまだ2週間ほどでブログの担当になってしまい緊張しながら書いていますが(公私共にブログを書くのも初めてです..!)、自分が興味のあることをEBAの皆さんと共有できれば嬉しく思います。

今回僕がテーマに選んだのは自分の趣味の1つである「フィルムカメラ」の持つ魅力についてです。

皆さんがフィルムカメラと言われて最初に思い浮かぶのは「写ルンです」でしょうか?
僕は中学校の修学旅行で写ルンですを配られた写真係の友達が、行きの新幹線だけでフィルムを使い切って仕事がほとんどなくなって暇そうだったのをよく覚えています。

さて本題ですが、僕がフィルムカメラを始めたのは2年ほど前の大学生の時です。
実家に突然来た買取業者(怪しい)に祖父が昔のフィルムカメラや価値がありそうなものを「もう使わないから」とタダで引き渡そうとしていたので、全力で止めて譲り受けたのがきっかけでした。

祖父の話によると1950年代、現在のKONICA MINOLTAがまだコニカとミノルタだった頃にコニカ(コニカの由来は創業者の小西さんの名前と主要商品だったカメラを合わせたもの)から発売されたものだそうです。
長年ホコリを被っていたので、残念なことにこのカメラは壊れていて写真が撮れなかったのですが、この時から現代のカメラとは全く違うずっしりと重いメタルな質感や、電池を必要としない機械の仕組みのカッコ良さに魅了されていました。

その後どうしても自分で撮った写真を現像して見てみたい!と思い、寝る間も惜しんでフィルムカメラについて調べ上げ、ついにフリマサイトでポチってしまいました。
驚いたのが、カメラだし5万円位するんだろうな...と思っていたところ本体・レンズ込みで1万円でお釣りがくる値段だったことです。その時購入して今もずっと愛用しているのが「OLYMPUS OM-1(1960年代製造)」というカメラです。
下に写真を載せていますが、このザ・クラシックな見た目が最高に好きです。
余談ですが最近ついにOLYMPUSがカメラ事業から撤退してしまいましたね...。

フィルムカメラで綺麗な写真を撮るためにはレンズの絞り、シャッタースピードなどフィルムに対してどれくらい光を入れるのかを自分で調整する(2000年前後くらいのフィルムカメラは自動で調整してくれる)必要があります。でも始めた頃は知識も全く無かったので、やりながら覚える精神で沖縄旅行に持っていきました。
その時現像した写真がこちらです↓

「何も写っていなかったらどうしよう...」と心配していましたが、沖縄の美ら海をしっかりと写すことができました!色のコントラストが美しいのもフィルムカメラの特徴です。

実は沖縄の強すぎる太陽光線のせいで半分くらいは失敗しています。参考までに露出を間違えるとこんな感じになります↓

木陰で暗かったので全体的に粒が粗く、一瞬強い光が差し込んだので右下が白飛びしてしまいました。
写真的には完全にアウトなのですが、今のカメラではエフェクトをかけないと撮れないような写真が(意図せずに)撮れてしまいます。
こういった思いがけない写真が出来上がるところもフィルムカメラの魅力の1つです。それに写真屋さんに行って現像してもらうまでわからないドキドキ感もいいですよね。(友達の写真を撮った際に、現像してみたらびっくりするぐらい綺麗に白目を剥いていたことがありました)

個人的に被写体は↓のような自然そのものでもいいですが、

山梨県北杜市 八ヶ岳

↓のような自然と人工物が共存している場所の方が、人々の生活感だったりその時の空気感を切り取れるフィルムの良さとマッチしていると感じます。

千葉県館山市

ここまでフィルムカメラの魅力をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
もし「興味はあるけど難しそう...」と思った方がいらっしゃれば、OLYMPUSのフィルムカメラ「OLYMPUS-PEN EE-3」辺りがおすすめです。
このシリーズは操作もかなり簡単(露出オーバーしているとシャッターにロックがかかる)な上に、ハーフサイズカメラと言って1本のフィルムで倍写真が撮れる(24枚撮り→48枚)のでランニングコストも抑えられます。
最近はフィルム自体の生産数も少なくなっていて、もしかすると近い未来になくなってしまうかもしれないのでレトロなものがお好きな方は是非旅のお供に持っていってみてはいかがでしょうか。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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