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風立ちぬ いざ生きめやも

2019/10/15

お疲れ様です
プログラマーの川上です

タイトルの「風立ちぬ いざ生きめやも」ご存知の方も多いと思われます
そう、ジブリで有名になりました「風立ちぬ」の冒頭に出てくる言葉です

自分は、前職の役者時代に『S高原から』という作品をやったことがあります
その作中に「風立ちぬ」が出てきて、このセリフも出てきていました

『S高原から』は現代版「風立ちぬ」みたいな感じです
舞台はとある高原のサナトリウム
登場人物は患者達、医者や看護師、面会人
主に患者と面会人との間に存在する湿度の違いを浮き彫りに、「死」や「生」の姿を描き出した作品です

これを文字にすると暗い作品なのかなと思われそうですが、そんなことはありません

治療する患者達は、病が悪化しない限りは普通の生活ができていて、激しいスポーツは厳しいですが、散歩もできるし、面会に来た友人たちと楽しくお茶をしたり、和気あいあいとした場面の方が多いです。むしろ、少しうるさいぐらい(笑)

ただ、その登場人物の一人一人の見つめている「死」や「生」が少しずつ違っていて、互いを想いながらすれ違っていく
その様子が、美しくとても悲しいです

「風立ちぬ いざ生きめやも」の話題に戻しまして、意味はご存知ですか?
ご存知ない方は一度調べてみるといろんな事を想えるかもしれません

ちなみに、「風立ちぬ いざ生きめやも」を今の言葉にすると、
「風が吹きました。さあ、生きようか。いや生きることは無い。」です!

「風立ちぬ」や「S高原から」が気になった方はそちらを読んでいただくと
更にいろんなことを想うんではないでしょうか!
ジブリ版「風立ちぬ」を知っている方も、原作の「風立ちぬ」はお話が違うので楽しめると思います

よろしければ読んでみてください

下の方に「S高原から」から自分の思い入れのある一場面を載せようと思います
完全にネタバレですので、見たくない方は気を付けてください

↓↓↓↓↓↓↓↓↓ネタばれあり

ある人へ想いを込めて
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前島 「(★同時に) 福島さん、風邪引きますよ。」

西岡 「(★同時に) 今日、」

・・・

前島 「なに?」

西岡 「なんでもない、」

前島 「大丈夫かな?」

西岡 「大丈夫でしょ、」

前島 「なんか、死んでいるみたい。」

西岡 「うーん、いい顔してるねぇ。(歩き出す)」

前島 「さっき、なんて言ったの?」

西岡 「何でもない。」

前島 「あ、そう、」

* 西岡と前島 退場。
福島、長椅子の上で死んだように眠る。
十秒後に暗転。

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