普遍的なものを目指して
こんにちは。はじめまして。フロントエンドエンジニアの渡辺(♂)です。
お仕事の事を書かれる方が多いので、趣味について書いていきます。
僕は音楽が好きなのですが、その中でも何を書こうかなーと思って考えた結果、
ちょっと前になりますが今年頭くらいの事を。
今年1月、
DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展
という展示に行って参りました。
デヴィッド・ボウイとは、イギリスの国民的スターで、ここ日本のエンターテインメント産業にもたくさんの影響与えた人物です。
昨年、69歳で亡くなってしまいました。
ニュースなどでも大々的に取り上げられていたので、音楽ファンでなくても知っている方も多いかもしれませんね。
ちょうど僕が、EBAに入社して業務がスタートする頃だったので、よく覚えています。めちゃめちゃショックでした。泣きそうでした。いや、むしろ普通に泣きました。
必ず次に来日したらライブを観てみたい!!と10年近く思っていたので。。
彼は面白い人物で、職業はミュージシャンですが、駆け出しの頃はパントマイムを習ったり、売れてからもコロコロ音楽性が変わる、、、Like a カメレオン。
故に、ファンは「どの時期が好きか?」ではげしく議論します。
奇抜なのに、それすらも納得させてしまう程、「見せ方」もとても上手だった。
そういった多面的な魅力が、写真家や漫画家、建築家やデザイナーなど、ミュージシャン以外にも彼をリスペクトする人は今も増え続けています。
(錚々たるメンツのコメントが読めます。→#davibowieis)
展示の話に戻りまして。
大回顧展と題された本展。
ボウイには何しろ50年近いキャリアがあるので、ゆっくり全部を堪能しよう!と思うと物凄い時間がかかります。
ましてや僕が行ったのは2日目。そりゃ混んでますね。。
(ここで1時間くらい足止め…現在は結構スムーズに観れるようです。)
音楽や映像は勿論、「他に誰が着れるんだ!」という衣装や、創作に使われた私物など、感動したり切なくなったりしながら、退館したのは3時間半後でした。ボリューム多すぎです…
(出てきた所のカフェで休憩。)
これでも、まだ見足りませんでした。人が多くて回りきれず、開催期間中にまた行くぞ!と誓って会場を後に。
山本寛斎さんのお言葉がどーんと。
で、何故ボウイの事を書いたかと言いますと。
彼の存在は、僕たちのお仕事にも共通する所があるなぁと思って観ていたからなんです。
彼は奇抜でイビツで一貫性がないとも言えますが、すごく普遍的で、伝わりやすさがあった人でもあります。
「分かりやすくみんなが憧れる奇人」とでも言えばいいんでしょうか。
そして常に時代や動きを見ていて、新鮮で新しさがありました。亡くなられた今でもそう思いますし、亡くなる2日前にリリースされた作品は、遺書のような最後のメッセージでありながら、
若手のジャズミュージシャンを率いたりと、新しい挑戦を続けていました。
僕らのお仕事は、ある程度新しい技術や、動向に敏感でなくてはいけません。
めざとく新しい技術や表現方法に目を光らせて、自分の中に取り入れて、なおかつ自分なりに形にしてみる。
どこにでもあったり誰にでもできる事だけを使って仕事をしていても、面白みに欠けたり、いつかたぶん埋もれていってしまう。
かと言って、斬新で派手な事をすればユーザーに伝わるか?と言えば、そういうわけでもありません。
伝わらない、使いにくいものを作ってもそれでは意味がありません。
面白いものや新しいものを探求し、勉強しながら、ユーザーに分かりやすいサイトを作る。これが理想だな、、と思ったわけです。きっと人生も一緒ですね。普遍性、大事。
よーしシャキっとしたぁぁぁ!!がんばんぞ!!!…………と思ってから2ヶ月経過したので、また近々ボウイに会いに行こうかと思っています。またシャキっとしてきます。
展示は品川の天王洲アイルで、4月9日までやっていますので、ご興味のある方はぜひ。
ご本人をご存知なくても、結構楽しめる展示になっています。