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この夏はカレーライスで決まり!夏を迎える前に知っておくべしカレーライスの歴史

お疲れ様です。

今週のブログを担当することになりました、プログラミングチームの長谷川です。

雨に濡れ、木々の緑も深みを増すこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスとかいう未曾有の災禍で生活様式は大きく変化しましたが、空は例年と変わらず青さが夏らしく輝きを増してきております。

夏の風物詩

さて、夏といえばカレーですね。
そんな最近の私の趣味は童謡/民謡のremixを聴きながらお酒を飲むことですが、
一時期はインドカレー作りにハマり、最盛期は週8くらいの高頻度で作っていました。

もちろんスパイスから作ることもあります。

私の家は角部屋なのですが、近所の公園の数人のガキの間で「あの家カレーくさくね?」と話題になるほどでした。
近所迷惑になっているとは知らず、最近は控え気味です。

とはいっても普通のカレーを作ることもあります。
普通のカレーの定義って何?って話ですが、我々Japanese people(日本人)からすれば、あのカレーライスが普通ですよね。
アレンジも効くし、この前Japanese pepper(山椒)を入れたらかなり美味しかったです。

ところでこの普通のカレーことカレーライスですが、冷静に考えてどのようにして生まれたものか気になりませんか?

カレーはインド発祥だけど、日本のカレーとインドカレーって全く別物ですよね?
javaとjavascriptくらい違いますね?

例えばインドのカレーは汁気が多くサラサラしているのに対して、日本のカレーは小麦粉を加熱することでとろみを出しています。
インドではカレーに小麦粉を使うことはほとんどないそうです。

カレーライスはどうやって生まれた?

結論からいうと、カレーライスの基礎はイギリスから来ています。

インドはイギリスの植民地でした。
イギリスでインドのカレーを欧風にアレンジさせたのが、カレーライスの起源ということナンですかね。

それでは日本にこの欧風カレーが広まったのは、どういう経緯からなのでしょうか。

カレーの存在自体が日本に最初に広まったのは、日米修好通商条約が締結された翌年の安政6年(1859年)とされています。
これは横浜港が開港した時で、欧米人が広めたというわけですね。
(自分、横浜出身なのですが1mmも知りませんでした。)

その後、ある程度カレーの存在が広まっていき明治5年(1873年)には
カレーの作り方を紹介した料理書(「西洋料理通」と「西洋料理指南」)が発刊されます。
ここでカレー粉を使い小麦粉を入れてとろみを出すという調理法が紹介されたそうです。

その翌年の明治6年(1874年)には日本陸軍の食堂のメニューに「ライスカレー」が加わったそうです。
ようやくカレーと米が出会えました。

あれ、何か足りないような…

カレーライスと言ったらTNJ「タマネギ、ニンジン、ジャガイモ」を忘れてはいけませんね。
これは明治8年(1876年)に札幌農学校(現在の北海道大学)の教頭が、生徒達の栄養を気遣いTNJを入れたライスカレーを発案したそうです。

因みにこの教頭、皆さんご存知の「Boys,be ambitious」で有名のクラーク博士です。

さてようやく結婚できました。

その後はなんやかんやあり民間にも広まっていき、イギリスと日英同盟が締結され同時期の日露戦争の頃、 
明治41年(1908年)にイギリス海軍のレシピを参考に、カレーライスのレシピを正式に採用します。
これがいわゆる海軍カレーというやつですね。
ここで日本のお米に合うように色々アレンジされたそうです。

このカレーを採用したことで、当時の軍人の死因の最大の原因であった栄養不足による「脚気」が激減されたとのことです。
栄養大事。

そのアレンジされたカレーこそが、私たちが今家庭でよく食べる普通のカレーのルーツになります。

要するに、

海軍カレー = 普通のカレーライスの始まり

ということですね。

いや

海軍カレー == 普通のカレーライスの始まり

ですね。

流れを簡潔にまとめると

イギリスでインドカレーをアレンジ>→イギリスから日本に広まる→日本で更にアレンジ

って感じですかね。
まるでLinuxディストリビューションのようですね。

カレーの日本史については、S&Bのサイトの以下のページが非常に分かりやすいので参考までに。

https://www.sbcurry.com/dictionary/japan/

最後に

個人的には、明治6年(1874年)に日本陸軍の食堂のメニューに「ライスカレー」が導入された経緯の詳細が気になるところです。
あまり詳しい情報が見つからなかったです…

あと「ライスカレー」と「カレーライス」の違いについては諸説ありという感じです。
昭和39年(1964年)の東京オリンピックで呼び方が急に変わっていったという説は個人的に好きです。
引っかかった方は、以下のハウス食品のサイトの以下のページで、簡潔に説明されているのでオススメです。

https://housefoods.jp/data/curryhouse/know/column/column06.html

カレーの記事を書いていたらカレー食べたくなっちゃいますね。
ビールが美味しい季節だし、今日はビールとカレーで優勝しちゃいましょうかしら。

ビールとカレーってマッチしているのをご存知ですか?
カレー屋さんとか行くとよくランチビールが300円とかで推されてるのが頷けます。

以上、長くなりましたが
少しでも食欲がそそられたのなら幸いです。

世知辛いご時世ではありますが、元気の出る食べ物でも食べてこの難局を共に乗り切りましょう。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

それでは。

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