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趣味

おすすめ"ポエマー塩原の厨二病全開"実況

こんにちは、プログラミングチームの松田です。

世の中はコロナで大変ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
ネットニュースによると、一部地域では感染者数が減ってきており、収束の兆しが云々との話も出ています。
とりあえず自分は難しい話はよく分からないので、あまりネットの数字に一喜一憂することもなく、手洗いうがいの徹底など、出来ることを出来る範囲でやるのみです。

それとは1ミリも関係ありませんが、今回のネタは私の趣味で行きます。
それは、私の好きなアナウンサー、"BSフジの塩原広報局長"です。
https://dic.nicovideo.jp/a/%E5%A1%A9%E5%8E%9F%E6%81%92%E5%A4%A

スポーツ実況時代は、F1、競馬、フィギュアスケートなどで実況を担当し、視聴者を魅了する独特のポエミーなワードセンスで人気の実況者です。
で、私は競馬のレースをよく動画で観戦するので、塩原さんの厨二センス全開な実況もまた、よく耳にするわけです。今回はとりあえず競馬に絞って、私の特に好きな実況(ポエム)をご紹介したいと思いますが、これで皆さんの厨二センスが磨かれるかどうかは分かりません。


1999年フェブラリーステークス(スタート前)

「10万近い大観衆が、砂漠の冒険者たちに声援を送ります。16頭はこの冬の下で、格の違いを聞き分けたでしょうか。
緑の向こうに広がる東京砂漠、マイルの果てに栄光は、、、オアシスか蜃気楼か!ダートG1フェブラリー、スタートを切りました」

ポイントは、このレースが芝ではなく"ダート(土)"という点です。ここで土を敢えて"砂漠"と捉えることで、表現の幅が大きく広がっているのでは無いでしょうか?すごく勉強になります。

1998年天皇賞・秋(本馬場入場~スタート前)

「13万を超える手拍子に送られて、盾も踊るG1大捜査線。
スタート前から指名手配を受けました、栗毛の静かなる逃亡者に対して、果たして、追跡者たちの秘策はあるのでしょうか ~ どこまで続くポールトゥウィン、エキゾーストノートは要らない、サイレンススズカと、7週連続重賞制覇に挑む、武豊騎手です」

エキゾーストノート云々の言い回しは、どことなくF1のニュアンスを感じさせます。
この馬の名前に入っている"スズカ"を、鈴鹿サーキットと繋げている感じが巧いなぁ~と思いませんか?
そして"逃亡者"という言い回しは、この馬が"稀代の逃げ馬"と呼ばれているところから来ています。

2001年皐月賞(本馬場入場~スタート前)

「クラシック三冠というホースマンの大いなる夢に向けて、戦いを前に確信を持てる力とは、一体どういう存在なのでしょうか。
光を超える素粒子と名付けられた21世紀の怪物にとって、それまでの3レースはプレリュード。
いよいよここからタクトが振られるクラシック第一楽章、第61回皐月賞です ~ さぁ、そして行こう光を超えて、2001年三冠の旅、アグネスタキオンと河内洋」

クラシック云々について、細かいことははググって見てください。(ここでは長くなりすぎるため)
後半のくだりは某SF作品をもじっているようです。飽くまで趣味から通じているはずですが、それが本業でこれだけ活かされているのは、見事というほかありません。

なお、"タキオン"というのは、wikipediaによると、
「タキオン(tachyon)は、超光速で動くと仮定されている粒子である。」
だそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%82%AA%E3%83%B3


以上、特に印象的だった3つの実況をご紹介しました。

他にも「巨大彗星ディープインパクト、クラシック大気圏に突入の時は来た」的なスケールのデカいやつもありますが、これ止まんないやつなんで辞めておきます。

余談ですが、これらのポエムを語る際に、塩原さんはカンペを使いません。
あるF1レースの実況でのこと。スタート直後にクラッシュ発生(だいぶ予想外の出来事)。アクシデントにも関わらず、直後からふたたびポエムが披露されました。
これにより、常にカンペ無しの即興であることが、皮肉にも証明されたという形です。

皆さんも、テレビや動画サイトなどでスポーツ観戦をすると思います。
その際には、選手の動きだけでは無く、実況者の言い回しも良~く聴いてみてください。そして巧い言い回しを、日常会話に取り入れていきましょう。(取り入れすぎ注意)

以上です。

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