変態のすすめ
お疲れ様です。
2024年7月入社、プログラミンググループの川野博之です。
気温もすっかり上がり 、これから夏にかけて虫が出てきてイヤですよね・・・。
ですが、虫とおもって侮るなかれ。
実は、地球上でもっとも繁栄している動物こそ ”虫(昆虫)” なのです。

昆虫は動物全体の種数の約7割を占める
個体数でいえば9割が昆虫にあたり、
ヒト1人あたり約2億匹の昆虫がいる計算になるそう。
そんな昆虫の大繁殖の鍵になった「変態」の戦略についてご紹介します!
この変態!(虫)
昆虫の成長過程で姿が変わることを「変態」といい、
変態には大別して「完全変態」と 「不完全変態」 があります。

不完全変態昆虫の一部が分岐し、完全変態昆虫に進化した
完全変態に至っては、蛹(さなぎ)の中で一度ドロドロに溶けて、
全く違う形になって出てきます。
成長の過程で体を丸ごと作り替えちゃうって、すごくないですか!?
そしてもちろん、そこにはちゃんと生存に優位になる戦略的意義があります。
①幼虫と成虫が同じ "生息域" と "食べもの" を奪い合わずにすむ
例えばチョウチョとその幼虫(イモ虫)は親子でありながら、
違う場所、違う食べ物で暮らします。
それは限られたリソースで最大限繁殖するための戦略なのです。
(人間のお父さんは子供の分のカレーも食べちゃうので
少しは昆虫を見習ったほうが良いと思います。)
② 成長ステージごとに明確な行動目標を持つ
幼虫のときは ひたすら栄養を蓄えることに、
成虫のときは ひたすら子孫を残すことに、
それぞれ特化することで効率的に繁殖できます。
上記の様に、「完全変態」は種の繫栄に特化した、非常に効率的な仕組みなんですね。
生存競争の中でこんなすごい仕組みを体得するなんて
進化のロマンを感じずにはいれません!
Let's do変態
翻(ひるが)って、私たちエンジニアも
現場やツール、新技術など環境変化が多く、
競争も激しい業界にいます。
ですがその中でもSESは、 自身の環境の選択幅が広いところが魅力だと思います。
昆虫の完全変態に倣って、
今の現場でひたすら自分を磨き、
自分を生かせる有利な環境を選び、羽ばたいてゆく。
そんな戦略的な視点が持てると良いなと思います。
私はまだイモ虫ですが、美しいチョウチョに完全変態できるよう日々精進してまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引用:完全変態と不完全変態の図/
昆虫の生態でよく出る「完全変態」「不完全変態」は分類して覚える - 中学受験ナビ