好きな言葉
2024/11/08
お疲れ様です。
2023年入社、 プログラミンググループ の伊藤です。
小説が好きなので、小説で出会った好きな台詞や文章について、紹介したいと思います。でも、それだけだと、誰の興味も引きそうにないので、MCバトルの好きなパンチラインも紹介しようと思います。前にtodoEbaの方にも投稿したことがあるのですが、今一度、お付き合いください。
「人は好き嫌いで動くものだ。論法で動くものじゃない」
上記は、夏目漱石の『坊ちゃん』に出てくる台詞です。この小説には言葉巧みに周りを扇動したり、巧妙に議論する人がたくさん出てきて、何も言い返せずに主人公が言葉に詰まるようなシーンがいくつかあるんですが、最後の最後に上記の台詞を吐いて暴力に打って出ます。現代というか、現実ではもちろんしないほうがいいですが、口下手な自分はかなりスカッとしました。笑
「想像力は未来だ! 人への思いやりだ! それを諦めた時に破壊が生まれるんだ!」
上記は辻村深月著、『小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記』に出てくる、ドラえもんの台詞です。想像力は無限大だけど、優しさがないと皆が幸せになれないよ。と、胸にしみました。ドラえもんが言うと、なんだか説得力があります。辻村深月さんは、もともとドラえもんが好きで、自身の作品にドラえもんの道具を出したりなどしていたため、彼女がドラえもん映画の脚本を担当したと知った時はとても嬉しかったことを覚えています。
「執着は全て迷いやからな」
遠藤周作の『海と毒薬』という作品に出てくる台詞です。生体解剖実験に関わった医師が、唯一救おうとした命を前にして、救わなかった命を顧みた時に発した言葉です。こんなにも後悔と諦めが混じりつつ、何かを悟ったような含みをもった台詞に出会ったのが初めてで、何故か感動したことを覚えています。結構シリアスな小説なんですが……。笑
「傷つけることを俺は恐れてねぇ。傷つけた後、回復して強くなればいい。そのまま死んじまうならそれでお陀仏だぜ。お前が切って倒してきた奴と同じ。俺も手加減はしねぇよ。骨まで打ち砕いてやるぜ」
呂布カルマの言葉です。バイブス。