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役立ち

冬の驚異と闘うための術を伝授

2019/10/23

こんにちは、今回ブログを担当します、プログラミングチームの富永です。
みなさん、台風19号大丈夫だったでしょうか。
私は多摩川の氾濫の危険と言うことで一晩だけ避難所に避難しておりました。

さて、そんな私が書くブログですが…かなり何を書こうか悩みました。
悩みに悩んだ結果、私自身、元医療従事者ということで、医療従事者らしいことを書いてみようかなと思います。

冬の驚異

台風が通り過ぎて急に気温が下がって肌寒い日が続いていますね。
今年はここからもう暖かい日を過ごすことはできないのではないでしょうか。
そんな寒いシーズンになって気をつけないといけないのは、冬の驚異である
「インフルエンザ」
ですね。
インフルエンザはみなさんご存知の通り、非常に感染力が強く、数日間の発熱、強い頭痛、嘔気・嘔吐などが症状として現れる疾患です。
みなさん、一度は感染してしまったことのある疾患なのではないでしょうか。

インフルエンザにかかってしまうと先ほど挙げた症状に加えて、出勤停止をくらってしまうので、インフルエンザへの感染はなんとしても回避しておきたいですね。

インフルエンザの出勤停止期間

みなさん、インフルエンザに感染してしまった際には先ほども挙げたように出勤停止しなければならないということはご存知かと思いますが、具体的にいつまで出勤してはいけないか知っていますか?
ぼんやりと「1週間くらいかな〜」と認識している方はいるかと思いますが、具体的にいつまで出勤してはいけないのかなどはご存知ない方も多いのではないでしょうか。
インフルエンザ感染時の出勤停止期間は
「発熱後5日かつ、解熱後2日」
です。
これを期に覚えておいて損はないかと思いますので、覚えておきましょう。

インフルエンザで苦しまない為に…

さて、そんなインフルエンザにかかって苦しまないようにすべき対策を以下にまとめます。

  • インフルエンザ予防接種
  • マスク
  • 手洗い、うがい

ごく当たり前のことである為に軽視しがちですが、中でも認識として注意すべきことを記載していきます。

インフルエンザ予防接種

みなさん、”インフルエンザの予防接種を受けていれば感染しない”と、思っていませんか?
実はこの認識だけでは間違いです。
予防接種を受けても、感染するときは感染します。
多少、発症リスクを下げることは可能ですが、感染しないことはありません。
では、インフルエンザ予防接種とは、なんの為にするのか。
それは、”インフルエンザ発症時の症状を軽減させる”為です。
インフルエンザの非常に強い、発熱、頭痛、嘔気・嘔吐などの症状を軽減させる為に予防接種を受けることが推奨されています。

マスク

インフルエンザは飛沫感染します。
飛沫感染とは、咳やくしゃみなどで飛んだ唾液などの体液が鼻や口元から鼻腔、口腔粘膜へ付着し感染してしまうことをいいます。
ちなみに咳やくしゃみによって体液が飛沫する範囲は目に見えないほどの粒子も含めて2~3mと言われています。
つまり、目に見えなくても、通勤中の電車内で遠くにいる人がした咳やくしゃみがあなたの鼻や口元に付着しているかもしれません。
そんな飛沫感染を防ぐ為にもマスクは必須です。
マスクをしていると息苦しいので、私もマスクをずっと付けているのはあまり好きではありませんが、感染予防のために通勤の際だけでもマスクをつけるようにしましょう。

手洗い、うがい

手洗い、うがいというのはどの感染性疾患にも予防策として挙げられますが、これはインフルエンザにも同様にすべき予防策として挙げられます。
先に挙げたようにインフルエンザは感染者の体液が粘膜に付着することで感染します。
通勤の際に咳やくしゃみで付着するのは鼻や口元だけではありません。
目に見えなくても手に付着することはあります。
そのインフルエンザ感染者の体液が付着した状態で自身の鼻や口元に触れてしまうことが感染のきっかけになることもありますので、出社後、帰宅後などは徹底的に手洗い、うがいを行いましょう。

インフルエンザ予防接種の落とし穴

インフルエンザの予防接種について、「感染しないためではなく症状を軽減させるため」、そしてインフルエンザの症状として「発熱、頭痛、嘔気・嘔吐」があると挙げたかと思います。
これは感染はしてしまうが、症状は軽くできるということです。
ここに実は予防接種の落とし穴があります。
私が、前職の医療機関で働いていた時に冬にはよくこんな患者様が来院されていました。
”頭痛を主訴に来院。熱を図ると36度台、しかしインフルエンザ迅速検査をしてみると陽性反応が出ており、インフルエンザの診断となる。”
これは、予防接種によってインフルエンザには感染しているが発熱症状が抑えられて熱が出ていない状態です。
つまり、熱が出ていなくても実は感染してしまっており、知らぬ間に他の方へうつしてしまうことも十分ありうるということです。

これからの時期、体の不調を感じたら特に病院受診して、インフルエンザではないかどうかを検査してもらうことが大切です。

最後に…

インフルエンザの迅速検査はインフルエンザに感染していても発熱後、24時間経過しないと陽性反応が出ないと言われています。
熱が出てすぐ病院受診してインフルエンザ陰性でも安心せず、翌日、再度検査をすることも頭に入れておいた方が良いでしょう。

自身が感染した際に強い症状で苦しまないために、みなさんの大切な人にうつして苦しい思いをさせないためにインフルエンザ対策をしましょう。

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